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三田村 久吉; 馬場 恒孝; 前田 敏克
日本セラミックス協会学術論文誌, 110(1277), p.55 - 59, 2002/01
被引用回数:1 パーセンタイル:19.27(Materials Science, Ceramics)都市ゴミ焼却飛灰の無害化・安定化のために開発された人工岩石に及ぼす添加剤とホットプレス温度の影響を調べた。1200C,16時間の常圧焼結試験により、緻密な固化体作製には20wt%のTiOと1.5wt%のNaOの添加が必要不可欠であることがわかった。X線回折測定より、これらの添加剤が、Perovskite(CaTiO)とGehlenite(CaAlSiO)の生成を促進することがわかった。一方、ホットプレスによる人工岩石のかさ密度は、1000~1100Cの間で急激に増加し、開気孔率は1050~1150Cの間で急激に減少していた。これより、実用的なホットプレス温度として1100~1150Cが妥当であると考えられる。